本当に「悪い事」ですか?
昔こういうやりとりをしたことがあります。
「最近毎日辛くて、悲しくて、夜になると泣いています」
すると、意外なことを言われました。
「それは、悪い事なんですか?」
私は一瞬、「へ?」と拍子を抜けた反応をしてしまいました。
自分の中では、とても悲観的な行動だし、良くないことだと無意識に思っていたからです。
しかし、相手にそう言われて冷静に考えてみると、よく分からなくなりました。
「あなたは今辛くて悲しいから、夜になると涙を流している。それはとても自然なことじゃないですか。涙には悲しみの浄化作用があります。毎日涙を流しているうちに、今日は30分泣いた、明日は15分で泣き止んだ、明日は……というように、日々その悲しみは浄化され、最終的にはそれを乗り越えられるようになれると思いませんか?」
その言葉に「なるほど」と納得をしてしまった。
悲しい時に涙が出るのは当たり前の事。
涙はその時の心の状態を表しているし、同時に浄化もしようとしている。
その悲しいという状態を「悪い事」と勝手に判断して、自分を「なんてネガティブな人間だ」と悲観する必要はないという事なんです。
涙が出たのなら、むしろもっと泣いてやればいいんです。
それと同じように、楽しいと思った時には、心から楽しいと思うことなんです。
もしも自分自身に対して「悪い」と思うことがあった時、考えてみてください。
「それは本当に悪いことなのか? むしろ必要なことなのでは?」と。
そう考えるようになると、自分自身に対して「悪い」と思うことが特になくなってくるんです。
そこで私が気が付いたのは、
「私自身を否定しているのは、私自身なんだ」ということ。
そして同時に
「私自身を肯定するのも、私自身なんだ」ということにも気が付きました。
私なりの自己受容の考え方はとても単純です。
自分の良いところを見つけるということはしないで、「自分の悪いと思っているところを本当に悪いのかもう一度考えてみる」それだけなんです。
あらたまって考えてみると、案外悪くないものなんです。
むしろ、自分自身を形成している重要な個性であり、スパイスだったり、エッセンスなんです。
そしてその考え方は、自分だけではなくて、他人だったり、出来事だったりあらゆるところに応用できます。
自分自身を受け入れることによって、あらゆることに対する尖った気持ちが丸くなった感覚を覚えました。
あなたが悪いと思っていることは、本当に悪いことなのでしょうか?
もう一度考えてみてください。
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